ドッグフード » マメ知識 » コンパニオンアニマルと呼べ!愛犬はペットなんかじゃない
ペットという言い方より「家族」「仲間」「パートナー」といった、信頼関係が築かれており深い関わり同士であるヒトと動物の関係性のことをコンパニオンアニマルと呼んでいます。
一方的な感情ではなく、お互いに尊重し合うといった意味合いが強いです。
人の生活の変化により、動物という存在の位置付けが今までに比べて重要視されるなど、人間側の動物に対する感覚が変わってきたことから発生した呼び方でもあります。
「ペットとは、愛玩目的で飼われている生き物」だとされており、動物の他に鳥や爬虫類など幅広い生き物が対象となっています。
愛玩動物というと、愛玩するオーナー(=所有者)と愛玩される(所有される)物の関係性を強く連想させることから、「動物は物ではない、心と心の信頼関係の上で成り立ついわば家族同然の関係性」という考えが広まっているからです。
人は、動物を飼う=共に暮らすことで癒しや孤独感の緩和などの恩恵を動物より受けています。
その対価として、動物の身の回りの世話をして一生を保証するのです。
愛犬は家族やパートナー同然ですから全く苦ではないという意味もありますね。
利益目的や労働力として飼われている動物は家畜という呼び方になり、全く意味が違います。
以上の理由により動物を愛する人は、自分の買っている犬や猫を「うちのペットが〜」とは決して言いません。
ペットという言い方に不自然さを感じているからです。
愛犬のために早く起き、高品質のドッグフードを探し、病気になればすぐ専門医に連れて行って診てもらい、適度な運動と散歩で体調管理をし、健康的な生活をさせより長く一緒にいようとすることは、家族やパートナーと比べて相手が動物でも何ら変わらないことなのです。
言うならば「毛深い同居人」といった感じなのです。
「コンパニオンアニマルと呼んでペットという言い方に差をつける」ことは、動物を下にみていない、「ヒトと動物は対等な存在」だという思いの意思表示なのです。
自分は動物は好きだが動物愛好家と呼ぶほどではない、と思う人も多いと思います。
本当に大切なのは呼び方ではなく、愛犬との信頼関係を築いていくための過程と時間、そして何より愛する気持ちです。
コンパニオンアニマルという慣れない呼び方にも納得できるでしょう。
ペットは物ではありません、私たちと同じ感情のある、命ある生き物なのですから!